パン屋のパン

パン屋のパンはまじでやばい。全部おいしそう。



例えばバイト前にうっかりパン屋に寄って、バイトの休憩中と夜ごはんと、うまく行けば明日の朝くらいまで持つかな? と思ってパンを3つ4つ買うじゃないですか。全部なくなるの。その日の休憩の間に。



太るし食費もかかるしこれはさすがに良くないと思って、買うパンの個数を減らそうとするんだけど、どうがっばっても減らせないのです。パン屋のパンはおいしそうだから。


だってパン屋にはだいたい10種類~30種類くらいパンが並んでいるんですよ。その中から3つを選ぶのだって、相当な努力が必要だと思いませんか?
中には焼き立てのパンや新商品もあります。もちろんお気に入りのパンや、前からずっと買ってみたかったパンもあります。その中で、一応値段も考慮しながら3つにしぼったの。相当がんばったと思う。



まあ、最近は昼前に起きて、あまりちゃんとした食事をとらないままバイトに向かうこともあるし、夜は疲れ切っていて、食事を用意する気力が起きないこともあるし。一食くらい食べ過ぎちゃってもいいじゃない。
そう言いきかせて自分を許しています。




でもだめです。



冬の朝はからだが冷えるので、コーヒーをいれたりスープを飲んだりしたくなるでしょう。からだが温まって胃が動いてくると、当然パンなど食べたくなりますね。食べましょう。朝ごはんを抜くのはとても良くないから。


バイト帰りの夜は疲れ切っているので、自炊をする元気がないの。でも当然お腹は空いている。最近は流し下にチョコレートを常備しているし、もちろん冷凍庫には食パンもありますね。食べましょう。カロリーはいきるのに必要だから。




だめなんです。


これでは一日三食のまま、ただ全体の食べる量が増えただけです。でも、目の前にパンがあって、それを食べるのは当たり前のこと。
目の前にパンがなければ、つまりパン屋に行かなければいいのでは?





そんなこと、できるはずがありませんでした。
だってパン屋のパンはおいしそう、パン屋のパンはやばいから。


パン屋のパンが、肥満とか、よけいな食費とか、よくないことにつながってるのは分かってるんです。
でもパン屋のパンはやばい。


他のことがどうでもよくなるほど、パン屋のパンはおいしい。すばらしく、そしてやばいのです。